四条通り週末.com

京都から万物の面白さを伝えます

席を譲ればよかった。

 

松本です。

たまにはどうでもいい話をします

どうでもいい話なんですけど。

先日、大阪でそこそこ遅くまで遊んで、電車で家まで帰るときのことです。

朝早く起きて結構疲れてたので、普段は新快速で帰るのですが、座りたいなーと思い、普通の電車で座って待ってました。

座席真ん中の方で座っていると、前に小学校低学年ぐらいの子供(と父親)が立ったのがわかりました。

特に何も考えず、スマホをいじっていると、ふと気づきました。

この子、つり革に手がギリ届くぐらいだなって。

僕は座りたかった

まぁ、正直、僕は座りたかったんです。

 そのために、わざわざ座れるゆっくりの電車に乗りましたし。

で、発車までに横の女性が次で降りるみたいなことを電話で話していたのもあります。

多分、次の駅で降りるんだなって。

それ以外にも、普通電車だし、みんな降りるでしょってのもあります。

そしてわざわざ座席真ん中で座ってる、僕が席を譲るのか・・・と色々考えました。

考えてるのが情けない

でも今となって考えると、そう考えてるのが情けないなって。

色々と言い訳を探して、自分をうまく納得させようとしてるのがダサいなって。

決定権を自分ではない誰かに委ねるのが恰好悪いなって。

気づいてない振りをする自分がクソだなって。

後になって、すごく思うんですよね。その時は本当に疲れてたってのもありますけど。

こういう話をすると、アホちゃう譲れよバカがって言う人はあんまりいないと思うんですよ。

疲れてたし、わざわざ普通電車乗ってるしねって言ってくれる人もまぁいると思うんですよ。

でも、誰かに何かを慰めてもらうためにこういう話をするのが一番ゴミだなって。

席を譲ればよかった

席を譲ればよかった、本当にこれだけです。

替わりますね、どうぞ。と言えばよかった。

手が疲れるだろうから座ってね、と言えばよかった。

うちの子供もよく替わってもらうので、と言えばよかった。

後からこんな風にうだうだ考えてブログに書くぐらいなら、席を譲ればよかった。

それだけが、頭の中をグルグル回っています。

席を譲ろう

僕は日頃よくバスに乗るんですが、何も考えずに立ってるのは、それはそれで邪魔なので、座ります。そして、結構な確率で譲ります。

だけど、譲ってお礼言われて満足してるだけでした。

先日、僕と同じ年齢ぐらいのお姉さんが、立っていたおばあさんの所に行き、替わりますよと言って腕を支えながら自分の座っていた席まで連れて行き、座らせてあげていました。

いわゆる優先座席ではなく、一人座りの席で。おばあさんは少し離れた優先座席の前に立っていました。

にこにこしながら。

席を譲る譲らないを考えて、席を譲って満足して、そんな自分より、こういう人の方が心が清々しいだろうなと思いました。

自分に嘘はつけない

将棋の羽生さんの言葉で、すごいなと思ったのがあります。

自分に嘘はつけない、自分は騙せない。勝負時に自分が信じる手を指すためには、自分を信じないといけない。自分を心の底から信じるためには、日頃から自分を信じられる行動をしなければならない。

松本による意訳ではありますが、その通りだなって。

色々と言い訳探しても、自分には嘘はつけないし、騙せないんですよね。

ちなみに、電車の子供は次の駅で降りた隣の女性の席に座り、次の次くらいの駅で降りていきました。

次は、笑顔で席を譲ろう。そう思うんです。