松本です。
「はじめてのおつかい」がまた放送されるそうです
祝日なので、家でダラダラとテレビを見ていました。
普段は家でテレビを見る時間はほとんどないのですが、三連休は嫁と娘二人が嫁の実家に帰っているので、遊び放題です。
そこで宣伝してました。はじめてのおつかい。
皆さんご存知の、あの長寿番組です。
僕はもちろん、大好きです。
昔は大嫌いだったんです
そうなんです、昔は大嫌いだったんです。
直接の理由はちょっとあやふやですが、大好きなアニメの放送時間にスペシャルでやっていて、おいおい!みたいなのだったと思います。
で、何かの流れで見ても全然面白くないし、なんだよこれって思ってました。
そうなんですよね、あの番組、子供が見ても全然面白くないんですよね。
子供はいわゆる「経験」がない
今となっては子供が面白くないのは当然で、はじめてのおつかいの経験があったとしても、本人にとってはさほど覚えてない、記憶がない。
しかもそんな経験ってかなりレアで、自分のはじめてのおつかいの経験なんて覚えていない人が大半でしょう。
だから「あー、そうそう」みたいな経験がないし、人間ってちょっと年下の出来事ってあまり興味ないですよね。
小学生、中学生ぐらいの自分には退屈な番組だなぁって感じでした。
親になってからわかる面白さ
そうなんです、あの番組、大人になってから、もっと言えば、親になってから面白さが急激にわかるんです。
親でなくても、叔父・叔母、とにかく子供が身近になると、その見守っていた気持ちがわかるようになるんですよね。
だから、年の離れた兄弟がいる子供はわかるかもしれませんね。ハラハラの気持ち。
がんばれ!がんばれ!ってなって、親の感動も、自分の感動に置き換えられて楽しめる。もう大体結果がわかってるんですけど、それでも感動するんですよねぇ。
「子供の努力」が一番の宝
娘が保育園に通っている関係で、保護者会みたいなのに関わることが多くなりまして。
まぁ、僕は名ばかりの副会長をやっているんですが、毎年、卒園間近になると、お父さんたちが集まって酒を飲んで思い出を語るという会が開かれます。
もはや泣くために用意されてるんかというぐらいの会ですが、皆さん、本当に清々しい顔でお酒を飲めるんですよね。
で、自分の子供が保育園でどうだったかみたいなのを語るんですが、皆さんが語るのって、本当に「子供の努力」がほとんどなんですよ。
挫折したけど乗り越えた、挫折してどうしても乗り越えられなかった、どちらも多いです。
逆上がりとか、うんていとか、運動関係が多いですね。一緒に練習した、先生が一緒に練習してくれた。
普段怖そうな人とか、全然泣かないクールな人も、めっちゃくちゃ泣きながら話してくれます。
そして、最後に子供にこんな経験をさせてくれてありがとう、壁を作ってくれてありがとう、そんな言葉がほとんどです。
それを聞いて自分は後何年かなぁと思いつつ、聞いているお父さん達も涙するという最高の会です。
はじめてのおつかいは「子供の努力」が疑似体験できる
そうなんです、僕が言いたいのはここだったんです。
なんて素晴らしい疑似体験!ということなんです。
同じ保育園に通っているとは言え、他人が自分の子供が努力できたって話すだけで感動するのに、それを感動しろや!って感じでまとめられたらそりゃ感動するわ!!!
普通は、感動系の番組って斜めに構えて見ると薄れますが、子供の努力は全く薄まらないんですよね。それがうまい。
多分、この番組を作った人は同じように、他人の経験を聞いて感動したんでしょうね。
ターゲットを明確にして、誰も損しないいい番組だなぁと思います。
いやー、書いてるだけで見たくなってきましたね。予約録画しなくちゃ。
「はじめてのおつかい」と言えば、こちらが本家なんですかね?
僕は嫁が子供の頃に買ってもらったのを残していて、自分の娘に読んであげましたが、すごくいい絵本です。
子供の頃に読んでもらったという経験がある方も多いかもしれません。内容はまさにはじめてのおつかいです。
超ロングセラーの素晴らしい絵本です。未読の方はぜひお子さんに。