松本です。
すごい試合になりましたね
(左から、高山選手・糸原選手・梅野選手)
http://www.sanspo.com/baseball/photos/20170506/tig17050619270027-p1.html
いやー、すごい試合でした。
5月6日、阪神は対広島戦、12対9というスコアで勝利しましたが、一時0対9というスコアからの大逆転勝利でした。
これはプロ野球史上、2位の記録となります(1位は10点差が3例)。
まぁ、意味のないタラレバ話になりますが、11対0からの大逆転ならプロ野球記録となっていたわけですね。
もちろん、9点差は阪神球団史上では初となります。
10点差は3例
先に少し書きましたが、10点差がプロ野球記録となり、3例あるそうです。
1949年、1951年、1997年のことなので、とりあえず1997年のことに少しだけ触れてみます。
1997年、8月24日のロッテ-近鉄戦で10対0から10対11で近鉄が逆転勝ちしました。
ちなみにスコアがこちら。
ロッテ 550 000 000 000 10
近鉄 001 140 301 001x 11
そうなんです。なんと1・2回に5点ずつ取られてからの9回裏追いつき、12回逆転サヨナラ勝ち。
漫画みたいな展開ですね。近鉄は2001年の北川選手の史上唯一の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームランといい、劇的な記録によく登場する気がします。
9点差は他に5例、そのうちの1つに?
9点差の逆転勝利も今回を含めて6例しかありません。
イメージとしてはもっとありそうですが、まぁ、確かに記憶にあるのも8点差とか7点差とかだったかなぁという感じですね。
10点ならかなり印象に残りそうですが、8とか9なら数字自体はそこまで気にしないかもしれません。
ちなみに、今回の試合後の両監督のインタビューは以下のようなものでした。
金本監督
「9点差をひっくり返したのは、長くプロにいるが僕も初めて」
緒方監督
「9点差をひっくり返されるというのは記憶にない」
はい。実はありました。
1995年7月30日 広島-中日戦
実は22年前、広島は9点差をひっくり返されて敗戦しています。
スコアはこちら。
中日 000 000 702 001 10
広島 150 210 000 000 9
延長12回で勝ち越されてそのまま、という形ですね。
この試合、金本監督は選手として5番レフト、緒方監督も選手として代走から守備につき1打席立っています。
まぁ、ここからわかるように、これだけ劇的な記録でも、当の選手たちがあまり覚えていないということは、僕たちが覚えてなくて当然ということですねw
ちなみに、金本監督は「9点差をひっくり返したのは、長くプロにいるが僕も初めて」と発言しているため、発言としては正確です。さすが。
たかが1勝、1敗
色々と書きましたが、長いペナントレース、143試合のうちの1試合ですから。
10年、20年経ったら選手もファンも忘れてしまう1試合です。
どちらにとっても、たかが1勝、1敗なのでお互いに切磋琢磨して白熱したペナントレースにしてもらいたいですね!
さて、今日も試合が始まりますよ!