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選挙に行かない若者に「行かないと損だよ」って論法は意味あるのか

 

松本です。

今日は選挙ですね

今は土曜日ですが、公開する日は日曜なので、今日は選挙ですね。

僕の日曜の予定は朝から買うかもしれない家の内覧に行って、終わったら友人と遊びに行って、晩ご飯頃に帰って、長女とお風呂に入って、歯を磨いて寝る、ぐらいです。

土曜日は嫁がパン教室に行ってみたいと言うので、ランチでも食べてきたら?という感じで送り出し、なんか色々やったので、日曜は僕の自由なのです。

当日、投票にはもちろん行きません。

当日の決まった時間とかめんどくさいので、基本的には期日前投票で済ませます。今回もすでに済ませています。

理由は、当日用事があるから、でオッケー。

若者の選挙離れが声高らかに叫ばれていますが

叫んだところで何も変わらないわけで。叫んでるだけってことは、まぁ、本気で変える気はないってことですよね。

だって、選挙の論点にならないでしょ。若者の投票率を上げる政策をどうこうって。

選挙年齢が18歳になったのに、何も論点にならないってことは、誰も興味がないってことですよ。

来週のワンピースの内容が気になる、というレベルでは興味があるかもしれませんけどね。

若者が選挙に行かないのは損という論調

こういう話になったとき、よく「若者が選挙に行かないのは損だ」という論調を聞きます。

若者が選挙に行かない→選挙に行く老人が票田になるため、老人にうける政策を掲げる→若者が損!という論調です。

いつも思うんですが、これって本当なんでしょうかね。

なんか、数学の計算をしてるみたい。

そもそも、掲げられた政策が全く実現されていないこの世の中で、この論調を鬼の首とったように吐く方々は、脳みそ桃太郎になってるんでしょうか?

いや、わかりますよ。計算式はね。合ってますよ。もちろん、この式が成り立たなくても、若者が行かない限りは若者のための政策なんて実現されないんだから、合ってるんですよ。

だけど、毎日々々、政治家のしょーもない話題を聞かされて、選挙に行かないと損だよ!って言われても、行く気になんてならないと思うんですよね。

選挙に行かないと損への反論

僕は以前、地域の集まりで、若者と政治家で酒を飲みながら話をしよう!みたいな企画に参加したことがあります。

そこで、やはり話題になっていましたよ。若者は選挙行かないよねーって。

で、50代ぐらいの先生が、選挙に行かないと損だよ論を語っていました。

僕はこのときと同じ心境を、つい最近、病院で感じました。

 

風邪で病院に行って、風邪ですねって言われて、お医者さんは僕にこう言いました。

「松本さん、薬出しますね。5日分。なんたらかんたらの。あのね、松本さん。風邪に効く薬・・・なんてものはないんですよ。症状を和らげるだけなんですよ、ね」

いや、知ってるよ。

脱力しました。専門家がドヤ顔で専門知識を一般人に知らないだろ?みたいな語るときのあの空気。なんでしょうね。僕が風邪を引いていたからかもしれませんが、うすら寒いものがありますよね。

反論してみました

で、その選挙行かない若者損理論を先生が語られていたので、僕はこう反論してみました。

別に、損してもいいって思ってるんじゃないんですか、って。

それに対する先生の反論は「そんなこと言われちゃったらなぁ・・・」でした。

僕はこれ、その場限りの屁理屈で言ったわけじゃないんですよ。本心から思うんです。

別に損してもいいや、って思ってるんじゃないかって。

だって、つまんないし、わかんないものって、そうやって排除しちゃうでしょ。確かに自分は損するかもしれないけど、もう、ちょっとのことだし、そんなすぐ死ぬほど損するわけじゃないし、いいや!って思っても、別に不思議はないと思うんですよね。

それに僕だって、選挙に行かないと損するわ!って思って行ってるわけじゃないし。そんな風に思ってる人って、いるのかな?そう思ってる人がいない状態で、この理論って、全然的を射てないんじゃないかな。

「投票に行かなかったやつは政治に文句を言うな理論」

これもありますね。投票に行かなかったやつはどうなっても受け入れますってことだから、政治に対して一切文句言うなよ、って理論。

これも、どうかなーと思うんです。

僕は元々はこの理論は賛成でした。そうだそうだ!と思ってました。

でも、今となっては、なんか、そうかなぁ?と思うんですよね。

じゃあ投票した政党がなんか不祥事起こしたら、せっかく投票したのに不祥事起こしやがってふざけんな!と怒る権利を得たんですかね。

また、自分が投票していない政党が不祥事起こしたら、だから俺は違う党に投票したんだろうが、ふざけんな!と怒る権利を得たんですかね。

政治って、そんなもんなんですかね。

なんか、投票に行かない人間に対して、どうしても投票した人間よりも下に置きたいから言ってる理論に思えて、全然建設的じゃないですよね、これ。

いや、言ったところでどうすんのって。文句言うなよ!って言ってどうすんのって。

政治を変えたいのか、自分が支持する政治のために投票に行くのかは知りませんが、行かない人間に対してこんなこと言って、言い方は多分間違ってると思うんですけど、なーんか大人げないというかなんというか。

もし、本気で変えたいならば、根本的な改革が必要

だと思うんですよ。

この、話せばわかるの精神じゃダメなんじゃないかなって。

オーストラリアみたいに、義務化するとか、ビートたけしが言うみたいに、投票したら券をもらえて、誰かに一億当たるとか。それぐらいの改革が必要なんじゃないかなって。

宝くじにしちゃうってのは、多分、下品とか、何も考えないで投票する人が増えるとか、そういうことを言う人もいると思うんですけど、本気で変えたいってのはそういうことじゃないかなって。

本気という気持ちと、手段の天秤だと思いますけどね。

自己満足な理論って、結局は何の手段にもなってないですしね。

よく、野党に対して「批判ばかりじゃなく、対案を出せよなー」って言う政治通の方がいますけど、行かないと損も行かなきゃ文句を言うなよも、同じじゃないですかね。対案になってないもん。

 何の対案も出さず、批判ばっかり、するんじゃねーよ。

政治の話をすると荒れるらしいので、あまりしたくなかったんですが、夜だし、まぁ、これぐらいなら言ってもいいかなって。

ついつい口先鋭く批判してやりましたよ。

繰り返し×2回

Oh... Ah... みんな選挙に行こうぜBaby