松本です。
稀勢の里おめでとう
相撲って、全然興味ないけど見てみたら面白かったわ、ってなるスポーツだと思うんですよね。
僕はここ数年、琴奨菊をずっと応援していて、まぁ、今のこの展開には正直複雑な気持ちもありますが、とりあえず稀勢の里おめでとう。
ずっと無愛想というイメージがあって、なんだかヒール役のようになっていた気もするけど、ここから大横綱になってくれればなと素直に思います。
琴奨菊もほんと来場所が正念場だから頑張ってほしい。
強い人が大関になり、宿命を持った人が横綱になる
さて、ここでタイトルのセリフですが、これは白鵬が以前に稀勢の里との取組後に言ったものです。
裏を返せば「自分は宿命を持っている。稀勢の里は横綱にふさわしくない」と言わんばかりの言葉です。
しかし、稀勢の里の初優勝後、認めるセリフを言っていたそうなので、どこかで横綱になってみろという気持ちもあったのかもしれません。
それにしても、名言ですよね。
はじめの一歩でも似たような場面がありました
漫画ですが、はじめの一歩というボクシング漫画でも似たような場面がありました。
鷹村が一歩に「チャンピオンは特別なんだ」というシーンです。
ボクシングはランキング一位の上に、チャンピオンが存在する。チャンピオンは特別なんだ。チャンピオンの拳は特別なんだ、と語ります。
すでに若干チャンピオンがゲシュタルト崩壊しつつありますが、ちょっと似ていると思いませんか?
現実問題、今のボクシングは山のように階級があり、団体も増え、チャンピオンの重みってのは昔とは変わりつつある気もしますが、特別な存在という意味では近い気がします。
そういう意味では、白鵬自身、世界に数人しか存在しない横綱という自負もあってのセリフでしょう。
僕が「わかるわかるそうだよねー」とは到底言えないセリフです。
「強い人が○○に、宿命を持った人が××に」ってすごい汎用性がある気がしませんか
こういうことって他にもあると思うんですよ。
一位までにはなれる、でもそこから更に上の特別な存在には、特別な人間しかなれない。
お前はどうなんだ、特別な人間なのか?
特別な人間を目指すだけの人間なのか?
特別な存在になったとき、その存在を守ることができる人間なのか?
それっぽいことを書いてお茶を濁してきましたが、なかなか例えが出てこないことに書き始めてから気づきました。
うん。
横綱、ボクシングのチャンピオンと並ぶ例えって、相当なレベルじゃないと蛇足になるなって。
しかもどこか格闘的な要素が必要になってくるイメージなんですよね。
特別と格闘ってくると、もう僕の頭ではバーチャ2ぐらいしか思い浮かばないです。いや、今のなしで。
難しいですね。
しばらく考えましたが、他に北斗の拳ぐらいしか思い浮かびません。
強い人が北斗神拳の使い手に、宿命を持った人が伝承者になる
あれ?なんか、思ったよりいい感じになった気がする。
というか、北斗の拳という漫画の半分以上を一文で表してしまった気がする。