松本です。
まずは見つかって安心しました
北海道で児童が行方不明になっていた事件で、今朝見つかったようで、ほっとしています。
僕はいつも子供が被害になる事件で思うことは、どうにかして助けられたら、どんな人生を送れたんだろう、という想いです。
この事件に関しても、ほとんどの人々はもう厳しいかな、と思っていたのではないでしょうか。僕もその一人です。
ですが、無事に生きていたということで、これを転機にと言えばおかしな話かもしれませんが、ここから先、素晴らしい人生を送ってほしいと願います。
やり直したと思って
昔、何かで読んだか誰かに聞いたか忘れましたが、こんな話を聞いて「おおー」っと思ったのを覚えています。
○年前に戻れたらなぁと言うけど、今、そう思えばいい。10年後、20年後から戻ってきたんだよ、今日。10年後、20年後、後悔しないように、今日、戻ってきたんだよ。
僕はこの事件でこの話を思い出しました。子供に対して、優しくしなきゃ、でも厳しくしなきゃといつも思っています。だけど、将来、あの時、子供にこうしてあげたらなぁときっと後悔すると思います。
だから、今日、戻ってきたんだと。優しくするために、厳しくするために、戻ってきたんだと。
この事件を機にという訳でもありませんが、後悔しないようにしよう、と改めて強く思いました。それは恐らく、この児童の両親も同じように感じているのではないでしょうか。
一方で、怒りも
見つからず数日が経った日、警察犬や自衛隊派遣でも見つからなかったという話が出て、いよいよ何かおかしいんじゃないか、という論調がネットを中心に聞こえ出しました。
確かに、僕もそう言われてみればおかしいな、という風にも思いました。
そんな中、有名人の方が「おかしいんじゃないか、何か親は隠してるんじゃないか」という発言をブログでされていました。
その方は、この結果を受けて、何と言うのでしょうか??
影響力のある方がそういった発言をすることは、間違っていた場合、親はもちろん、子供にも大きな悪影響を与えるということを考えていたのでしょうか??
誰かが何を喋っても、児童の捜査の助けにはなりませんが、誰かが何か喋ったことで、両親や児童に悪影響を与える可能性があることを、なぜわからないのでしょうか。
現場のことを何もわからず、なぜ結果を待たずに不用意な発言をしてしまうのか。誰よりも早く意見を言わないと気が済まないのか。
子育ての専門家とは
僕は常々、子育て・教育に関して、正解はないと思っています。
なので、こうすればこうなってしまうこともある、こんな風にすればこう受け止める子供もいる、という発言はわかりますが、絶対にこうしてはいけない、こんな子育ては間違っている、という発言には疑問を覚えていました。
一般人の方が言うのはわかりますが、そんな発言をする専門家の方を、本当に「専門家」と呼んでもいいのか?という風に思っていました。
今回の件で、専門家という看板を外せとは言いません。しかし、冒頭で僕が言ったような、今日、戻ってきた、という感覚で、もう一度自分の発言を見直してほしいと思いますね。
色々な人が、色々なことを考え直す機会になったと思います。本当に、無事でよかったですね。