松本です。
娘はとにかくよく喋るのですが、最近はどこかで覚えてきたような言い回しが色々と混ざり合って絶妙な言い回しをすることがあります。
つい先日、寝室のテレビのリモコンを持ちながら「おーい、パパー」と言うので、何か作業をしながら「はいはい」みたいな感じで相手をしていると「◯◯(娘の名前)が何かしようとしてるよー!!」ってめっちゃ大声で叫んでました。ちょっと面白いなってなりました。
石坂浩二の「なんでも鑑定団」降板について
僕はこのブログでは芸能時事ネタは取り上げる気はなかったんですが(後で読み返しても多分共感できないので)、これだけは言いたかったので、取り上げます。石坂浩二氏のなんでも鑑定団降板についてです(以下、敬称略)。
僕はこの番組はめちゃくちゃ好きでした。こういった趣旨の番組の中でも、とにかくバランスが良かった。お約束みたいな流れから、時には文字通り驚愕の結果でテレビの前で「すげー!」と言ったことも何度もあります。ジャンルも幅広かったし。
しかし、その面白さは番組構成ももちろんありましたが、司会の二人の力が大きかったと思うんです。すなわち、島田紳助と石坂浩二の二人です。
島田紳助は嫌いでしたが、本当に唯一と言っていいぐらい、この番組での紳助は見てて面白かったです。他の番組での独特の嫌みもなく、かと言って存在感がないわけでもない、そして石坂浩二との対等のやり取り。番組の中でのパワーバランスがぴったりだったんですよ。
今田耕司も司会者としての力量なら負けてないのかもしれないですし、評価も高いでしょう。オールスター感謝祭も代役を務めていますし。しかし、紳助はそれプラス、非常に鑑定というテーマに熱心でした。最初は完全に素人だったものが、自分で勉強して、鑑定前後で話題に入っていけるほどになっていました。僕はここが好きだったのです。
視聴者が番組を見て、少しは知識をつけて「◯◯なら偽物だよ」とか「◯◯の本物が出るなんて!」とリアクションをとれるようになっていくにつれ、紳助もそれまでの番組での知識や自分で勉強したことで、視聴者同様に意見を言い、リアクションをし、まるで視聴者と司会者の中間のような位置にたって番組を進行していたと思うのです。
そして、石坂浩二のうんちくや、あくまで冷静な評価、見解、スタンスが番組の格式を上げていたと思いますし、紳助の番組内での姿勢も引き締めていたと思うのです。言うなれば、これがこの番組の根幹だったのです。
ですので、紳助が番組を辞めた時点で遅かれ早かれこうなってたのかもしれません。非常に残念です。もし、紳助が辞めていなければこうはならなかったでしょう。20年以上も続けてきた人間を、視聴率を理由にして一方的に解雇するなんて。紳助本人の人間性はともかくとして、紳助なら絶対に認めなかったはずです。
ここ数年はあまり見てませんでしたが、つい最近見た時に、石坂浩二辞めたのか・・・と思ったぐらい、出番がなかったのは気づいていました。発言もほぼ0で、金額を押すときだけチラッと映る程度だったと思います。強い違和感を覚えました。なので、ニュースになったときは、すぐに「やはりそうか」と思いましたね。
非常に残念です。本当に残念です。4月からは今田耕司と福澤朗になるそうです。残念ながら、僕はもう二度とこの番組を見ることはありません。