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四条通り週末.com

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恐竜滅亡原因の隕石の威力は「○○km先でも即死」らしい

物理化学

松本です。

恐竜滅亡原因について

皆さん、子供の頃に「恐竜が滅亡した原因は巨大隕石の衝突」というお話を聞いたことはないでしょうか。

これは、ある時期を境に「聞いたことがある」「聞いたことがない」と別れるかもしれません。

で、この説に関して、どのくらい確かと思われているかは、当時の皆さんが聞いた時期にもよりますが、現在では恐らく間違いないだろう、というところまできています。

そして、その巨大隕石が衝突してできたと考えられているのが、チクシュルーブ・クレーターというメキシコにあるクレーターです。

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(ハザードラボさんより http://www.hazardlab.jp/

このクレーターのサイズから考えると隕石はどの程度の大きさだったのか、どれほどの威力だったのか、という計算がされ、今ではおおよその規模もわかっています。

今日はそんな話。

滅亡原因がなぜ隕石とわかったのか?

これは結構有名な話ですので、知っている方もおられるかもしれません。

そもそも、巨大隕石説が一般的に唱えらえるようになったのは、1980年です。

地質学において、恐竜達が絶滅した時期の層を「K-T境界」と呼びますが、この頃の研究で、K-T境界には他の層よりも莫大な「イリジウム」という金属が含まれていることがわかりました。

イリジウムについて、この話題以外で聞き覚えがある方は、かなり限られた業種の方以外ではおられないでしょう。

このイリジウムという元素は、地球上にはごくわずかしか存在せず、その一方で隕石には多く含まれている金属で知られています。

K-T境界にイリジウムが多く含まれていることから、巨大隕石による衝突で地球上にイリジウムが散らばったのではないか、と考えられました。

K-T境界に含まれるイリジウムの量から、クレーターの大きさが推測されましたが、当時はまだ発見されていませんでした。クレーターと認識されていなかったんですね。その後の調査で前述のクレーターが発見されたのです。

で、その威力は?

上に載せた画像、チクシュルーブ・クレーターの直径はおおよそ200kmです。

そこから推測するに、小惑星の直径は10〜15kmだそうです。

では、その隕石の衝突の威力はどれほどだったのでしょうか?

まず、マグニチュードで換算すると、少なくとも「M10.1」に相当するそうです。

なんかピンときませんね。

言い換えると「過去160年間に世界で起きたすべての地震が同時に発生するようなもの」だそうです。

そして、その衝突の衝撃をTNT火薬で換算すると、100兆トンを超えるそうです。その規模は「1000km先でも即死」らしいです。

ちなみに、東京から1000kmの円を描くと、日本が大体収まるぐらいです。つまり、東京に同じ規模の隕石が落ちた場合、日本は一瞬で消滅です。

その後の環境変化により絶滅か

それほどの衝撃があっても、もちろん、すべての恐竜が絶滅したわけではありません。

むしろ、そこからの地球環境の急激な変化により、恐竜は滅亡したと考えられています。

どんな変化があったのでしょうか。

まず、砂塵が空を覆って、植物の光合成が劇的に減少します。また、酸性雨や大規模な山火事による毒素が汚染し、オゾン層も破壊されたそうです。

また、衝突自体によるガス発生も一因と考えられており、およそ10兆トンの二酸化炭素、1000億トンの一酸化炭素、1000億トンのメタンが一気に放出されたそうです。

うーむ、もはや想像すらできない規模の話ですね。

実は、100年ほど前にも隕石の衝突がありました

ご存知でしょうか。ロシアのツングースカ川で起きた「ツングースカ大爆発」です。

当時は何が起きたかわからず、数十年の間、調査が行われた結果、隕石によるものとわかったそうです。

近くに村落がなかったため、犠牲者は確認されていないそうですが、TNT火薬で換算すると約5メガトンだと言われています。0

もちろん、恐竜滅亡に比べるとかわいいもんですが、1000km離れた民家の窓ガラスが割れたそうですから、それでも信じられないぐらいの規模です。

これについても、前述のイリジウムや隕石に多く含まれる鉱物が発見されたことから、確証に至ったそうです。

こういうのを調べ出したら止まりませんね

僕を含め、好きな人はめちゃくちゃ好きですからね。

なんて言うんでしょう。別にロマンとか言うつもりはありませんが、単純に「すげ〜」という知識欲?が満たされるんですかね。

ちなみにこの記事を書くに、以下のサイトを参考にさせて頂きましたので、興味のある方はまた読んでみてください。

natgeo.nikkeibp.co.jp

それではまた!

 

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