四条通り週末.com

京都から万物の面白さを伝えます

出張先で大事件が起きました

 

松本です。

今週頭は東京出張でした

ご存知の通り、僕は京都に住んでいるんですが、時々、ごく稀に東京に出張することがあります。

大体のスケジュールは、当日のほぼ始発で京都を出て、当日のほぼ終電で京都に帰ってくるというものです。ほぼ日帰りで、たまーに泊まりもありますが、ごく稀にです。

しかし、今回は珍しく前泊することになりました。スケジュール的にどうしても始発でも間に合わないからです。

しかも前日早めに現地に、なんてゆったり設定などではなく、前日ギリギリまで仕事をして、夜、東京入りというスケジュールでした。

予想外に仕事が忙しくなりまして

で、できるだけ前日に締め切りのある仕事を入れないようにしようと、適当にスケジュールを調整してはいたんですが、先週末に急な仕事が入ってきまして。

結構きついなーと思いつつ、週頭にそれなりに進めといて、帰ってきてから済ませられるようにしとこう、と考えていました。

すると、なんと納期がうまく伝わっていなかったとかいう魔法の言葉で、なんやかんや月曜日に結果を出してくれと。しかも客先提出の試験結果だと。

なんだよもう!と思いながら、ギリギリまでやってある程度の結果を出し、もうやだ!間に合わない!帰ってきてからするから!と言って会社を飛び出しました。

なんとか無事に新幹線!

そして、家に帰って、あからじめ用意しておいた着替えやらなんやらを詰め込んだバッグを持って、急いで駅に向かって、なんやかんやで京都駅から新幹線に乗りました。

ここまでは良かったのです。

で、新幹線に乗ってから忘れ物に気づくというのはよくあることです。

早速洗面セットを忘れたことに気づきました。髭剃りと洗顔剤はいいとしても、歯ブラシは柔らかいやつじゃないとなーと軽く凹みました。

実家に帰るときも、大体何個かは忘れ物をして帰り、忘れ物をして京都に帰ってくるという、それが基本です。

 

で、ですよ。

 

ちょっと落ち着いてから、東京の友人に連絡したんですよ。出張あるんだけど、飯食おうぜ!って話をしていた友人に。じゃあまだわからないから行けたらな!みたいな話になっててまして。

結局行けるんかいな、と思ってLINEを送ってみたところ、返事がありまして。

 

僕「結局、今日行けるん?」

友「え?今日?今日は行けるよ!」

僕「お、じゃあ飯食おうぜ」

友「え、いいけど」

僕「○○時に東京駅着くわ」

友「え、ちょっと待って」 

 

友「出張って、明日だよね?」

 

僕「は?」

友「あれ、明日って言ってたよね?」

僕「は??????」

 

ええ、急いで確認しましたよ。

それはもう、急いで確認しましたよ。そして、確実に出張が明日だったという事実が僕に突き刺さりました。

 

とりあえず、立ち上がって周りを見渡しました。人間って、許容できる範囲を超えた事件が起きると、立ち上がるんですね。

え?嘘だろ?そんなの無理だって。え?みたいなやりとりを高速で繰り返します。そんなわけない。まさか自分がこんなミスを・・・え?嘘だろ(以下ループ)

この間、友人のことは完全に忘れてました。

悪いことは重なるもので

そして、うわー、最悪だわ・・・仕方ない、明日1日有給取って、次の日に・・・と、考えたとき、ふと気づきました。

 

納期ギリギリの仕事置いて会社を飛び出してる!!!!

 

やべー、まさか新幹線降りて、即帰るしか・・・と思いましたが、実はもうすでに名古屋を過ぎており、着いてから京都に帰れる新幹線もなく。

ここらへんから、胃がキリキリと痛み出し、気がつくと呼吸とため息の数が1:1ぐらいになってきました。

あれ?詰んでない?これ。

思えばヒントはたくさんありました。

上司に「あれ、明日だっけ?」と言われては「そうっすよー、ハンコもらいましたよー(笑)」と返し、嫁に「あれ?今日?」と言われては「そうやって。先に言っといたやろ」と返していました。

 

なんて愚かなんだ俺は・・・

 

愚かな僕がとった行動は

はい。翌日、始発で帰りました。

 

嫁には東京に着いてから電話をし、自分の愚かさを懺悔したら僕の凹みっぷりに驚いたのか、逆に励まされました。

友人は爆笑してました。

僕は漫画喫茶で横になるも、一睡もできず、始発で帰りました。

京都駅で上司に電話すると、上司も爆笑してました。

会社に行きました。

みんな爆笑してました。

僕も笑いました。

あ、俺、笑えるんだ。

みんな笑顔になりました。

東京って、みんなが言うほど、冷たい街じゃないよ、と思いました。

数時間後、また僕は新幹線に乗っていました。

死にたいぐらいに憧れた、花の都、大東京。

薄っぺらのボストンバッグ、北へ北へ向かいました。

 

東京のバカヤロー、僕のお金、返して。